あぁ、だってもう認めるよりほかないんだ。
「バニー？」
最初は嫌だったその呼び方も、今ではすっかり耳に馴染んで。
抵抗なく応えられるくらい、日常になってしまっている。
「なんですか？」
きっと今、自分は驚くほど穏やかな顔をしているんだろう。
ほんの少し前まではこんなこと、想像もしなかったっていうのに。
「虎徹さん」
その名前を、呼ぶなんてこと。
それを口にする度に、くすぐったい気分になるなんてこと。
僕は知らなかった。
それなのに、もう今では。
「やっぱまだ、慣れないな。そう呼ばれんのは」
照れて苦笑する、そんなあなたの一挙一動、全てが愛しい。
優しい声も、言葉も、眼差しも。
余すことなく受け取りたいと思ってしまう。
僕は、もう。
「虎徹さん」
溢れ出るこの気持ちを。
「あなたがいてくれて良かった」
認めるよりほかないんだ。
「僕のヒーロー」
誰よりも何よりも。
「あなたが大好きです」
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デレたバニーちゃんが勢い余っておじさんに告白するだけのショートショート。もはやポエム。（笑）
16話以降の展開が悲しすぎるのであえてこのタイミングで出してみる。
あー18話以降で
「きっと、僕たちが同じ能力を持っているのは必然なんです、虎徹さん」
「バニー・・・」
「目を閉じて、僕の力とシンクロして下さい。僕の力を感じるんです。そして、何よりあなた自身の力を・・・」
みたいな感じで二人で協力して虎徹さんの力復活！的な話にならないかしらん。（笑）
おじさんの力復活を願ってやまない。
（笑）
